鳥取 星空撮影 編

週末、山陰側の天気が良さそうだったので、星空撮影に行って来ました。
今回の行先は鳥取県です。
2017年9月9日(土)
午後5時半
播但連絡道、中国自動車道、鳥取自動車道を経由して、日本海側へ北上。
鳥取市の 「河原町IC」 で降りる。
IC出口すぐのところにある道の駅 「清流茶屋かわはら」 で食料調達をします。
空を見上げると、まだ空全体に雲が広がっていました。
雲が引いて星が出るまで、ここでついでに晩ごはんをいただくことにします。
食後、ちょうど休憩所のTVで、ここ数年の気候変動で増え始めたモンスター台風の特番をやっていたので、暇つぶしに見ながらのんびりくつろぎました。
午後9時
外に出ると、近くの丘の上にお城が建っていることに気が付きました。

最初はこのお城が鳥取城だと思っていましたが、違ってました。
ここは 「河原城」 というお城で、鳥取城は市内中心部にあり、且つ城跡のみとのこと。
翌日に側を通った時知りました。
ちなみにこのアングル、エクステンダーを使用しての800mmショットですが、最初は手持ちで撮影しようとしており、MF限定のピント追い込みと長焦点スローシャッター1/15での手振れ抑え込みに手間取っているうちに、ライトアップが消灯してしまいました。
仕方ないので、ささっと三脚置いて長時間露光3枚程撮ってHDR合成しました。
(横着せず、最初から三脚使えってのに。)
さて、空を見上げると、少しずつ星が見え始めています。
今晩は月齢18.4と、満月期の夜なので、暗い星空は期待できませんが、それでも晴れると撮影に出掛けたくなる衝動が抑えられんのです。
午後9時半
道の駅出発。
ここからは下道で市内にあるダム湖へ向かいます。
事前に衛星画像で付近を下調べしていましたが、実際に現地に来てみると、仮の目的地候補としていた駐車場はダムの管理区域内で入れなかった為、急遽別の撮影場所を探すことになりました。
ダム湖周辺を走って確認してみると、ダム湖東側の外周道路にちょうど良さそうな場所を見つけました。
南側は山で遮られていますが、西~北西方面がよく開けています。
今回の狙いは、先日の四国カルストで画角設定に失敗したデネブ~サドル付近だったので、今からの撮影であれば、ちょうど天頂から西へ沈んでいく過程で撮影でき、且つ月と反対側なので、撮れるのではないかと予想しました。
さて、それでは車を停めて機材準備。
いざ撮影開始です。

北方向はこんな感じにダム湖が広がって見えます。
一見よく晴れて見えるのですが、空が明るく、星の数が異様に少なかったです。
満月期ゆえに空が明るいのは確かですが、まだ月の高度は30°にも満たないくらいなので、少なくとも西空はもっと見えても良いのではないかという印象。
月明りが大気でかなり拡散されているようです。
今回のターゲットは前回に引き続き、「デネブ~サドル付近」。
仮撮影してみたところ、SS=90sec, f4.0, ISO1600で画面は真っ白に飽和。
ISO800でもまだかなり白く、ISO500でまあ何とかといったところ。
先日の四国カルストでは、ややガスっているにも関わらずss=120sec, f5.0, ISO2500でもまだまだ露出に余裕があったので、やはり相当空が明るいようです。


上の画像は、連続撮影画像をそれぞれ4枚(上)or 72枚(下)加算平均したものです。
※コントラストをほとんど上げずに撮影時とほぼ同等のフラットな状態にしてあります。
4枚加算平均画像ではほとんど目立ちませんが、72枚平均画像では、明らかに画像中心から同心円状に段階的な輝度階調差が出ています。
加算平均処理によるものと考えられますが、イマイチ原理が理解できません。
リニアに輝度差が現れるのであれば納得できますが、ステップ状に現れるのはなぜか。
コントラストを上げれば階調幅が荒くなるので、閾値によりステップ状になると思いますが、フラットな状態でここまで顕著に現れるのはどうしてなんでしょうね。
せっかく枚数撮っているので、少しでも星雲を浮かび上がらせようと強調処理を進めれば、当然ながら下の画像のようになります。


とても見れたものではありませんね(笑)
むしろ4枚加算の方がマシというおかしな状況。
ちなみに撮影条件として、レンズヒータは入れているので、レンズの結露は発生していません。
もちろんソフトフィルタは非装着です。
唯一の心当たりとしては、月の高度が南中に近付くにつれて空が徐々に明るくなっていたという条件。
空気中の水分が多く、透明度が悪かった為、月明りが空全体によく拡散していました。
加算枚数による違いを下に並べてみました。






結果を見ると、加算枚数が多くなるにつれて、階調差がより顕著に現れてくる傾向が出ていますが、階調数はほぼ変わっていません。
試しに4~16は4の倍数、36~72は3の倍数としてみましたが、階調変化の境界位置がシフトするだけで、階調数への影響は無いように見えます。
ちなみに加算した画像は、001~115の画像のうち、どれも001から順に処理枚数分を加算しています。
徐々に明るくなる月の影響で、画像が順に明るくなる為、ちょうど露出を徐々に変えながら撮影した画像を加算したようなイメージになっているのでしょうかね。
その場合、同じような環が出て来てしまうのでしょうか。
だとすると、薄明以降の画像が混ざると、同様の傾向が現れてくるということになりそうな気がしますが、今まで特に気になったことは無かったので、少し原理が違うように感じます。
明るさの変化幅がたまたま画像処理の階調の波長(周波数?)と合ってしまっているのか?
う~ん、全然わかりません。
まあとりあえず解決したとしても元画像からこの白い円環達を除去できるわけではないので、このへんでやめておきましょう。
さて、デネブ~サドル付近ショットで3時間近くを浪費してしまったので、次は明るい空なりの撮影をしてみることにします。
東空となんちゃって紅葉

目視で天の川がほとんど見えないような月明りの眩しい夜は、驚くほど撮る対象が少なくて困りますね。
仕方がないので、山肌に赤色ライトを当てて、木々の葉を擬似紅葉させてみました。
ちょうど東空に冬のダイヤモンドの一部となるぎょしゃ座αカペラや、ふたご座αカストル、βポルックス、おうし座αアルデバランが昇って来ており、暗ければかなり美しいはずのエリアなのですが、すぐ側の山影に月があるので、無念にも輝けておりません。
そしてソフトフィルタ入れ忘れました。
次、今回のメインディッシュ。
北天ぐるぐる

撮影開始が午前4:15だったので、30分しか回せませんでした。
北天で30分はさすがに短過ぎますね。
せめて2時間は回したいところ。
こういう時はもう一台カメラ欲しいな~と思いますね。
(その分、忙しさと撮影データが倍増するんですけどね(^^;))
月夜

ソフトフィルタ付けっぱなしで、なんとも中途半端な絵に。
朝焼け(縦)

あっという間に夜明けを迎えてしまいました。
星空はともかく、景色はとても綺麗な場所でした。
是非ともまた新月期に来てみたいですね。
朝焼け(横)

横構図でもパチリ。
水面も波立ったり鏡面になったり。
撮影場所

今回の撮影場所はこんなところでした。
静かで広々していて、心身ともにリフレッシュ出来ました。
鏡面ダム湖

午前7:30
すっかり明るくなり、朝食コーヒーを頂いている時に、ちょうど風が止み、湖面が鏡面になったので、パチリ。
さて、それでは少し眠くなってきたので、2,3時間睡眠をとることにします。
起床後は昼間の鳥取観光をしてみようと思います。
それではしばし、おやすみなさい~☆
To be continued to Day2 #1.
鳥取初遠征 Day1
鳥取砂丘編

鳥取遠征2日目です。
2017年9月10日(日)
ちゅんちゅん。
おはようございます。
時刻は、午前10時です。
昨晩の星空は、月の明るさでほぼ不発に終わってしまいましたが、まあ予想通りです(^^;
ダム湖の朝は静かで気持ちが良いので、コーヒーを一杯淹れて、モーニング。
さて、せっかく鳥取まで来たので、ついでに少し観光して帰ろうかな。
とりあえずベタに鳥取砂丘へ行ってみようと思います。
鳥取砂丘センター「見晴らしの丘」

着きました。
砂丘の中に入る前に、砂丘を見下ろせる 「砂丘センター見晴らしの丘」 というところがあったので、最初はここから全景を眺めてみることにしました。
展望デッキからの眺め

ここから見ると、砂だらけの場所はそんなに広くないのかな? という印象。
実はもっとタクラマカン砂漠みたいなのを想像してました(^^;)

ここらへんに人が多く集まっているので、たぶんこの辺りが一番メインの場所かな?
手前は木で隠れてよく見えません。
それでは実際に行ってみましょう。

と思ったのですが、、
砂丘へのメインエントランスとなる目抜き通りをキョロキョロしながら走っていたら、うっかり駐車場を通り過ぎてしまいました(^^;
そのまま真っ直ぐ走っていくと、海岸線沿いに駐車スペースがあったので、ここに停めます。
人込みもなく静かな場所だったので、ここから海岸沿いを歩いて砂丘まで向かうことにします。
やはり日本海側は水が綺麗です。
そして太平洋側と違って順光なので、色写りが良いです。

天気も良く、波で海底の砂が巻き上がっていないので、透明度が高いです。
亀みたいな島

沖の方に小さな島があります。
測ってみると、海岸から約1.5km。
カメみたい。
よく見ると、人がいます。
釣り客でしょうか。
後から調べてみると、「海士島」という名前がついているようです。
形がくじらに似ているので、「くじら島」と呼ぶ人もいるみたいです。
(カメじゃないのか。。)
飛行機雲の影

空を見上げると4発機の立派な飛行機雲が。
良く見ると付近の薄雲に影が映っていました。
アベック

仲良さげなカップルがいました。
いつも不思議に思いますが、欧米人はなぜか絵に映えますね。
風紋

今日は風は穏やかですが、所々に風紋が出来ていました。
サンドボード大会

さて、砂丘の端っこくらいに着きました。
テントが建っているのが遠目で見えていたので、なんだろう?と思っていましたが、正体はサンドボード大会でした。
戦後一時期流行っていたサンドスキーの現代版みたいですね。
楽しそうです。^^
しかし、スノボと違ってかなり抵抗が大きいのか、あまりスピードが乗らない様子でした。
まあ、本人たち楽しそうだったので、それが何より一番です(^^)
キッカージャンプ

スノボと比較するとキッカーサイズの割にスピードも飛距離も出てない感じでしたが、コケたら雪より痛そうだし、難しいんでしょうね^^;

先ほど展望台から見た人が一番集まっていた場所の裏側(海側)です。
皆さん滑り落ちて楽しんでいたので、踏み荒らされて風紋の欠片すらありません^^;

この砂山、中まで全部砂なんですかね?

こっちはまだ踏まれていない部分が残っています。

上に登って来ました。
砂が崩れるので、とても登りにくいです。
サンダルだったので余計に^^;

西方向の眺め。
奥に見えるのが鳥取港らへんです。
あそこらへんに鳥取空港もあります。
ちょうどR/W10にアプローチするANA便が見えました。
東から進入して来ると海側でサークリングアプローチみたいなコースになって遠目でも迫力ありました。

太陽の位置的に北東側の海がとても綺麗でした。

透明感があって良い感じです。
海と砂場と砂場女子

3人組のスナージョ。

結構植物が生えてますね。
スナバのオアシス

雨が降れば地下水路ができ、いつの間にか植物が育ちます。
砂漠化と生命力の境界線。
砂漠の開拓者

たくましい。
あしあと

うさぎの足跡かな?
因幡の山うさぎ。
風紋2

人が多いので、風紋が残っている場所を探す方が大変でした。
でも嵐や強風が吹けばあっという間に足跡など消されてしまうんでしょうね。
風の強い日にタイムラプスでも撮ってみたいものです。
さて、それでは、ひと通り砂丘を満喫してお腹が減ってきたので、再び海岸線を歩いてクルマまで戻ることにします。
漂着物

テーブルと海。
帰り道に水際を歩いていたらなかなかシブい漂着物が落ちていたので、撮ってみました。
砂の造形

砂の断崖。
まるで東尋坊のような削られ方です。
砂でもこんな風になるんですね。
ちなみに高さ1mくらいです。
さて、車に戻って来ました。
お昼をまだ食べていなかったので、お腹がペコペコです。
せっかくなので、観光地化されて賑やかなメインストリートに行ってお店を探してみることにしましょう。
砂丘玄関口の銀座通り

午後2時
メインストリートに着きました。
道を挟んで砂丘側は有料駐車場、反対側はお店と無料駐車場。
どういうこっちゃ。

最初に立ち寄った 「砂丘センター見晴らしの丘」 からここまでリフトで降りて来れる仕組みになっています。
ここらへんでお昼を食べられるお店を探します。

ベタに観光センター内にあるお店にしました。
ちょっと遅めのお昼ごはんは 「いか丼」 です。
日本海は本当にイカが美味いです。
さて、お腹もいっぱいになって充実感たっぷりです。
次は、鳥取空港へ行ってお茶でもしようと思います。
To be continued to Day2 #2.
鳥取初遠征 Day2 #1
鳥取空港編

鳥取遠征2日目 後半です。
2017年9月10日(日)
午後3時
前半は鳥取砂丘を満喫してきたので、次は旅先のローカル空港を探訪します。
空港案内看板

空港方面へ向かっていくと、案内看板が見え始めました。
「鳥取砂丘コナン空港」
正式名称は 「鳥取空港」 です。
近年、地方空港では、このような愛称が付けられている空港が増えましたね。
例えば、
・たんちょう釧路空港
・のと山里空港
・信州まつもと空港
・富士山静岡空港
・コウノトリ但馬空港
・米子鬼太郎空港
・出雲縁結び空港
・岩国錦帯橋空港
・徳島阿波おどり空港
・高知龍馬空港
・対馬やまねこ空港
などなど。
これはこれでその地方特有のテーマがあって面白いですね。
ウェルカムボード?

なかなか凝ってますね~。
空港の入口付近に立っている案内看板です。
ぱっと見、空港看板とは気付きませんでした。
鳥取砂丘コナン空港 国際線ターミナル

国際線ターミナルビルです。
現在、国際線定期便は就航していませんが、鳥取空港には国内線ターミナルの他に、主に国際チャーター便対応用の国際線ターミナル(国際会館)があります。
こちらのターミナルには、立派なネーム看板が付されていて、外も中も 「名探偵コナン」 一色の作り込みになっています。

駐車場とターミナルの間にはのぼり旗が並んでいます。
出発ロビー入口

入口から既にコナン一色です。
壁には実際の漫画の場面を切り出した登場人物のカットが描かれています。

自動ドアには江戸川コナンと毛利蘭のシルエット。
到着ロビー入口

到着ロビー側の入口も同じようにコナンだらけ。

自動ドアのシルエットは工藤新一と毛利蘭がになっています。
出発(始まり)がコナンで、到着(ゴール)が新一とは、なかなか深い演出ですね。
それでは建物の中に入ってみましょう。

ロビーに入ると、まず出迎えてくれたのが、コナン仕様の観光案内板。
砂丘やジオパークなど鳥取の魅力を紹介してくれます。

壁にはポスターが並んでいます。
鳥取空港は今年(2017)で50周年なんですね。
だからこれだけ力が入っているのでしょうか。
航空管制簡易シミュレータ

ちょっと空港らしいものもありました。
電源が入っておらず動きませんでしたが、航空管制官の気分を味わえそうです。

上を見上げると、点検歩廊上に怪盗キッドが潜んでいました。
国際交流センター情報コーナー

1階ロビーには学校の図書室のような情報コーナーがあり、書籍の閲覧や貸出しを行っているようです。国際交流センターという位置付けなので、置いてある情報も色々な言語を意識したものとなっています。
入口には世界各国版のコナンの単行本が置いてありました。

ロビーの床に何か描いてあるな~と思ったら、、、
トリックアートになっていました。

吹き抜けロビーの上から眺めると、、、

そういえば実物のトリックアートって初めて見た気がします。
よく描けていますね~。
描いている時、混乱しそうです(笑)

2階の廊下には名探偵コナンのアイテムが展示してありました。
キック力増強シューズ

ターボエンジン付きスケートボード

犯人追跡メガネ

蝶ネクタイ型変声機

こんなものまで作ってしまうとはなかなか手が込んでいますね^^
子供たちはなかなか楽しそうにはしゃいでいます。

もう少し近付いてみました。
さて、次は3階の送迎デッキへ行ってみましょう。


3階への階段昇り口にはこんな案内板があります。

送迎デッキへ向かう階段の踊り場には、コナンの恋愛的な名場面のシーンカットが。


デッキに上がると、こんな記念撮影スポットが作られていました。
さすがに男一人では遠慮しておきます(笑)

デッキの外を眺めると 「ようこそ鳥取へ」 の文字が。
この時間帯は離着陸機もなく、スポットに駐機している飛行機もおらず、のんびりしたローカル空港らしい時間の流れを感じます。

さて、再び2階に降りてきました。
少し喉も渇いてきたので、喫茶店で休憩することしましょう。
と思って空港内のカフェを訪れたところ、これまたびっくり。

なんと、店名が 「喫茶ポアロ」 になっていました(笑)
なんとも楽しい演出。
※ちなみに「喫茶ポアロ」は名探偵コナンが居候している毛利探偵事務所の1階にある喫茶店の名前です。念のため。

実際の運営は鳥取県の有名珈琲店 「すなば珈琲」が行っています。
スタバの日本チェーン展開で全国最後の県となった鳥取県で、「黒船来襲」とかって大騒ぎしていた地元珈琲店です(笑)
今はスタバもスナバも仲良く共存出来ているようですね。
ホッと一息です。
休憩したらそろそろ帰ることにしましょうかね。
今回の鳥取もなかなか楽しむことが出来ました。

ところで、駐車場の区画番号看板も蘭ちゃんとかコナンとかで区分されていました。
本当にここまで徹底しているとは思いも寄らず、今まで訪れたローカル空港の中でも、かなり楽しい内容になっているなと思いました。
また鳥取で撮影する時には、是非ともポアロで休憩を入れたいですね。
探偵の血が騒ぎます(笑)
それではまた~!
鳥取初遠征 Day2 #2
満月期のダム湖と北天の空

Equatorial mount: N/A
DSLR: Canon EOS 5D Mark III
Lens: Canon EF24-105mm/f4L IS USM, 28mm
Light frame: SS=20sec, f4.0, ISO=1600, RAW x82pc
Dark frame: x1pc, Inside DSLR firmware process
Flat frame: N/A
Composite: SiriusComp ver.20120217a
Photo retouch: Photoshop CS5
2017年9月10日(日)
たまにはタイムラプスにしてみました。
夜明けのダム湖と北天の空