信州・奥飛騨 天体撮影遠征

天撮成果の無い遠征です^^;

20180126-27_松本平湯白川郷_top_02

※今回は天体撮影成果ありません。




2018年1月26日(金)


先週の長野戸隠遠征で、ばら星雲の撮影に6時間半費やしたにもかかわらずピントズレで大失敗したのがとても悔しかったので、今週も長野松本までリベンジ撮影に行って来ました。

新月期が過ぎ、既に月齢9の上弦付近となっているため、月没が午前2:01。
薄明開始が5:23なので、月没からの約3時間半が勝負時間。
狙うはばら星雲一点のみ。

この時間帯に狙いを絞ってGPVの好天予測域をチェックすると、今回も長野県松本市周辺が第一候補。
またかよ…(-"-)
などとはこれっぽっちも思わず、深夜に現着出来るよう急いで準備。


20180126-27_IMG_3608.png

雲量予測は上々の模様。


Inked20180126-27_IMG_3610_LI.jpg

ニュースでは観測史上最大の寒波が来てるとかなんとか。
気温は低くなりそうだが、3000m級の北アルプスが雪雲を遮ってくれるおかげで、山脈の東側は低雲量予測なので、これは期待できるか。

先週の反省から、松本市街地に近い場所では相当光害影響を受けることが予想されるため、先週の下見で目を付けていた木曽山中の野麦峠~奈川エリアのポイントを目的地に決定。
北アルプスの東側かつ松本市街地からは直線距離約30kmのロケーション。




19:30 出発。

近所のAEONで食料調達、神戸から中国道~名神~中央道経由で長野方面へ。
途中、養老SA、駒ヶ岳SAで休息&夕食を摂り、伊那IC到着時点で日付が変わって午前1時。

伊那ICからは下道で野麦峠を目指す。


EOS6D2_2018_01_27_0004.jpg

国道361権兵衛トンネル~長野県道26号線経由で木曽山脈に分け入る。
県道26号線から目的地の野麦峠スキー場駐車場までは、約20kmの凍結した雪の峠道。
スタッドレス装備とはいえ、深夜の凍結路面はいつすっ飛ぶか分からないので終始気が抜けません。




午前2時前

野麦峠スキー場第3駐車場 現着。

予定より遅くなりましたが、何とか間に合った。。
と思いつつ、車を降りて空を見上げると、

( ゚Д゚)!?!?

先生! 星がありません!

伊那ICを降りた直後は確かに星が輝いていたのですが、迂闊でした(´゚д゚`)
雪道峠ドライブに熱中していて、道中全く空の様子を確認していませんでした。

乗鞍方面から流れて来た雲なのか、局所的に湧き出した雲なのか判断がつきませんが、とにかく空一面が雲に覆われていることだけは事実です。
さあどうするか。
時刻は既に2時を回り、月も沈んで撮影コアタイムとなっているので、一刻も無駄にできません。

このまま待って雲が引くのに賭ける時間的余裕はないので、北アルプスを超えて来た雲であると睨んで、少しでもアルプスから離れ、松本方面に場所を移動しながら雲の様子を確認することに。


20180127_R_木曽~松本

野麦峠~庚申沢~奈川と順に移動しながら空を確認するも、雲量9→8に減った程度で、撮影できる環境には程遠く、無駄に時間が経過していくので、割り切って一気に松本市まで下ることにしました。
奈川ダム~松本間は谷間で空が狭く、撮影出来そうな場所を知らないため、多少光害で明るくても、何も撮影出来ないよりはマシとの判断です(-_-メ)



午前3時

松本市波田の田園地帯に到着。

貴重なコアタイムを1時間も無駄にしてしまいました。

確かに空は明るいですが、今度はちゃんと星が出ています。
狙うばら星雲は市街地と反対方向となる西方向のため、影響は軽減されるハズ、、、
と、西空のターゲットを探すと、、、

先生! オリオン座がありません( ゚Д゚)!!

既にオリオン座が山影に沈み、ばら星雲を挟んでベテルギウスと直線関係にあるプロキオンも間もなく沈もうとしている状況Σ(゚Д゚)

そうでした。
先生、迂闊でした(・x・)/
この時期、ばら星雲は明け方にはもう沈みゆく存在でした。

次の瞬間、パシュっと自分の中のヒューズが飛んだ気がしました。

薄明までの残り時間、2時間半。
空全体が光害で明るい。
冬の天の川が沈み、残るは天体望遠鏡なしではとても手に負えない銀河祭りの春の星空。
もう赤道儀をセッテングする気力すら沸きません。

ふと温度計に目をやると、外気温マイナス15℃Σ(゚Д゚)!


EOS6D2_2018_01_27_0009.jpg

そうだ! 寒さのせいにしよう(゚∀゚)!

しかし、神戸からこの為にわざわざ松本までぶっ飛ばして来たというのに、何の手土産もないのは敗北感だけが残ってしまいそうなので、飛んでしまった気力のヒューズを交換して、せめても固定撮影用の広角機材を組んでアルプス方面へ向ける。

星はアクセントに欠けますが、雪の平原とアルプスで地上絵が新鮮なので、タイムラプス用撮影を開始。

そしてそのまま睡眠撮影(ふて寝撮影とも言う)に入ります。

おやすみなさい(・ω・)ノ☆彡





午前6時40分

おはようございます。


EOS6D2_2018_01_27_0399.jpg

夜が明けました。
ただでさえ底冷えする松本盆地に加えて大寒波。
寒いです。

単独遠征の時は真冬でも基本的にエンジン切って寝るので、毛布に埋もれていたとはいえ、さすがに今晩は指先が冷えました(>_<)

そんな時はやっぱり、、

温泉(゚∀゚)!♨

そうと決まればすぐに機材を撤収してエンジン始動。
国道158号線を奈川ダム方面へ戻り、安房トンネル経由で平湯温泉へ向かいます。
先週も来ていたので、2週連続です。
いったい自分が何県民なのかよくわからなくなります。




午前8時15分 平湯温泉 到着。


EOS6D2_2018_01_27_0438.jpg

さすがは豪雪地帯の奥飛騨温泉郷です。
この1週間の間に結構積もったようです。


EOS6D2_2018_01_27_0425.jpg

平湯神社と民俗資料館前のスペース。
さて、目的地到着です。
神社の隣に民俗資料館があり、その奥に温泉があります。


EOS6D2_2018_01_27_0408.jpg

平湯神社。
今回もお世話になります。


EOS6D2_2018_01_27_0414.jpg

資料館の入口付近には足湯場があります。
自由に使えます。
先週はクルマの中で寝てて足が冷えたので、使わせてもらいました。
寒い中で入る足湯は最高です(^^♪


EOS6D2_2018_01_27_0416.jpg

民族資料館


EOS6D2_2018_01_27_0418.jpg

温泉小屋。
奥に露天風呂があります♨
さあ寒いので早く入りましょう。
ちなみに小屋の手前に寸志箱があるので、ちゃんと入れましょうね。
この温泉も平湯の皆さんの志で管理されているので、感謝の気持ちです。


2015_03_31_4780_1.jpg

小屋の中。
寒いですが、風がしのげるので助かります。
ちゃちゃっと脱いで露天へ💨


2015_03_31_4785_1.jpg

露天風呂。
こんな感じのところです。
写真は3年前に来た時のものですが、今回の方がもう少し雪が積もっていたくらいで、中身は特に変わってません。
湯量が豊富なので源泉かけ流しです(^^♪




さて、温泉で体も温まったので、たまには少し温泉街を歩いてみることにしました。


EOS6D2_2018_01_27_0433.jpg

雪の温泉街、情緒があります。


EOS6D2_2018_01_27_0435.jpg


EOS6D2_2018_01_27_0428.jpg

老舗旅館「平湯館」。
正面玄関は別にありますが、こちらは昔の玄関でしょうか。
趣きがあります。


EOS6D2_2018_01_27_0431.jpg

酒蔵の杉玉が掛けてあります。
酒造もやっているのでしょうかね。
寒い雪国の静かな夜に飲む熱燗はさぞ美味かろう(´∀`*)ウフフ


EOS6D2_2018_01_27_0432.jpg

夜には灯が燈るのかな?


EOS6D2_2018_01_27_0445.jpg

温泉街の入口付近にある電光掲示板。
この時期、旧道は雪で閉鎖となります。
数十年前、まだ安房峠の新トンネルが出来る前は、本当に雪深い秘境の山奥でした。

さて、温泉街を軽く散歩したら、眠気が襲ってきたので少し眠ることにします。
昨晩は深夜に長野へ到着してから山中の雪道を走り回り、明け方に少し仮眠しただけなので、仕方ありません。




お昼時、起床。

ぐっすり眠れました。
気持ちの良い朝です。
今晩は雲が多く、星は撮れそうにないので、せっかくなので、雪深い白川郷の風景でも見に行こうかと思います。
東海北陸道が開通してからは、非常にアクセスが楽になったので、気軽に行けるようになりました。
(その分、観光客も増えて混雑してますが…(´・_・`))

そうと決まれば出発です。
国道158号線で高山に入り、高山清見道路、東海北陸道を経由して白川村へ向かいます。
お昼は道中で食べることにします。


IMG_3614.jpg

平湯から高山につながる国道158号線沿いのドライブステーションにある「板蔵ラーメン本店」。
以前から通るたびに気になっていたのですが、入ったことがなかったので、今回はお昼時ということで立ち寄ってみることにしました。


IMG_3615.jpg

高山ラーメン。
昼飯に食べるラーメンは最高です。
お店の中の雰囲気もなかなかアットホームで良い感じでした('ω')ノ

さて、お腹も満腹になったので、白川郷への旅路を急ぎます。




午後3時半 白川郷 到着。

まずはいつもの城跡展望台へ。

( ゚Д゚)!!

真っ白でした。
(色んな意味で。)

EOS6D2_2018_01_27_0451.jpg

と思っていたら、すぐに霧が晴れてきました。

これだけ雪深くなっていても相変わらず観光客が大勢来ていますね。

EOS6D2_2018_01_27_0459.jpg


EOS6D2_2018_01_27_0463.jpg

たくさん雪が積もっています。
合掌造りの本領発揮ですね。




寒くて体が冷えて来たので、もう一度温泉に浸かりたくなってきました。

合掌ライン(国道156号線)を10kmほど南下したところに大白川温泉「しらみずの湯」という道の駅に併設された温泉があるので、夜景撮影前にさっぱりしてくることにしました(^^)/

到着すると、建物が雪に埋もれていました(笑)


EOS6D2_2018_01_27_0468.jpg

早速中に入り、受付で手続きすると、温泉の湯量が少なく、露天風呂が使えないとのことで、通常600円の料金を500円に値引きしてくれました('ω')ノ
天然温泉なので、いつも安定した湧出があるとは限らないんですね。

今回はとりあえず温まりたいのが目的だったので、全然かまいません(^^♪

夜に備えてゆっくりお湯に浸かり、鋭気を養いました。


EOS6D2_2018_01_27_0472.jpg

湯から上がると、辺りがすっかり暗くなっていました。


EOS6D2_2018_01_27_0471_1.jpg

ではいざ、再び白川郷へ戻って夜景撮影を敢行します(*'▽')




再び城跡展望台に戻ってきました。

クルマを降りて集落を見下ろせる撮影場所に行くと、ズラリと三脚が並び、人がごった返していましたΣ(゚Д゚)
どうやら隣の国の観光客の団体さんのようで、とても賑やかです。


EOS6D2_2018_01_27_0486.jpg

障害物のないベストポジションは取れそうになかったので、とりあえず端に陣取りましたが、手前の木に雪が積もっていたので、これはこれで今まで撮ったことのない良いアクセントになりました(*'▽')たぶん;


EOS6D2_2018_01_27_0475.jpg

雪深い豪雪地帯らしい集落の様子です。
春夏秋とは違った趣ですね。
静けさの中に合掌造りの灯りが温かさを感じさせます。


EOS6D2_2018_01_27_0479.jpg

風が穏やかで望遠でも少ないブレで撮影出来ました。
今回はF11, ISO100, SS=30~90secくらいでの撮影です。
やはりISO感度下げると低ノイズで引き締まった絵になります。


EOS6D2_2018_01_27_0482.jpg

道路にも雪が積もっていると、外灯照明が反射して良い感じですね(^^♪


EOS6D2_2018_01_27_0483.jpg

右奥でライトアップされていた合掌造りのズームアップ。
せせらぎ公園駐車場に隣接した合掌造り民家園の建物かな?


EOS6D2_2018_01_27_0487.jpg

白川郷は季節折々の味を見せてくれるので、何度来ても感動します。

大変混雑するのでまだ行ったことはありませんが、春の桜、夏の消火放水、秋の紅葉のタイミングにも撮影したいな~と思います。
しかし混雑が大嫌いなので、なかなか行けません^^;
なんとかならんものですかね(笑)





テーマ : 国内旅行    ジャンル : 旅行
 2018_01_30



信州松本・長野・戸隠 天体撮影遠征

信州エリア撮影ポイント開拓

20180120 - 松本長野戸隠-01

※1/20~21遠征から2ヶ月…^^; まとめ記事。オサボリ。
※しばらく時間が経ったら記事の順番並べ替えます。




2018年1月20日(土)


新月期です。
張り切っていきましょう(゚∀゚)!
さて、今週末はどこが晴れるでしょうか。

GPVの予報では四国・中国・近畿エリアはどうも暗雲が。
中部エリアも飛騨や平谷付近は雲が多く、快晴となるのは北アルプスの東側、松本以北の信州エリアのようです。

通常の土日で行くには遠いな~と思いながらも、せっかくの新月期、近場が晴れないのであれば致し方なし。
雪景色や温泉も楽しみながら行って参りましょう(゚∀゚)!




午前1時半 出発。

信州エリアは冬期閉鎖となる場所が多いので、この時期、良い撮影ポイントが全然分かりません。
ということで、今回のプランは、


・深夜に神戸を出発して明け方までに奥飛騨平湯着。

・早朝温泉で鋭気を養い、日中に山中を駆け回って撮影ポイント探し。

・夕方からセッティングを開始して夜中撮影。


といった具合で行こうと思います。

中国道、名神、東海北陸道を経由し、『飛騨清見IC』で高速下車。
高山清見道路、岐阜県道89号線、国道158号線経由で平湯温泉に至ります。




午前7時 平湯到着。

先週気温が高かったせいか、路面には全く積雪がなかったので、楽々アクセスでした。


iPhone_20180120_IMG_3586.jpg

早速、朝の源泉かけ流し温泉に浸かります(^^♪
終始貸し切り状態でした(´∀`*)ウフフ

昨日から寝ずに走ってきたせいもあり、眠くなってきたので、しばらくここで仮眠することにします。
おやすみなさい☆彡




午前11時半 起床。

少し寝過ぎました(゚∀゚)アレ?

夕方までに撮影ポイントを見つけないといけないので、急ぎましょう。

最悪見つからなければ、多少市街地の光害に邪魔されそうですが、松本盆地西端の視界が開けた田園地帯のど真ん中にするかな~、と考えつつも、今回は積雪が少なく多少山中に分け入ることもできそうなので、時間が許す限りより良い場所を求めて南東~西が開けた暗そうな場所を探してみることにしました。

まずは安房トンネルを抜けて北アルプスの東側へ出ます。


iPhone_20180120_IMG_3587.jpg

国道158号線を松本方面へ向かい、奈川渡ダムから野麦峠方面を探索してみることにしました。


IMG_3590.jpg

マイカー規制で畳平には行けないものの、乗鞍高原スキー場に至るまでの道中でも良いかなと思いましたが、明け方に西に傾くバラ星雲を狙うには、西空が乗鞍岳で邪魔されそうなのと、あまりアルプス稜線に近付くと、西側からの雲が山を越えて流れてくる可能性が高いことから、却下。

衛星画像と周囲の山の状況とを睨めっこしながら車を走らせ、山上へ登れそうな脇道があれば様子見に入って空の開けた場所がないか探す行動を繰り返します。

西側の山の稜線が思いのほか高く、ここ!という場所がなかなか見つかりません。
しかし走ること1時間半、ついに見つけました。


EOS5D3_2018_01_20_0001.jpg

山の東斜面を切り開いた農場の更に上まで登ることができ、邪魔な木々も少ないので、東方向以外の視界が良好です。
↑上は南側の視界。
若干西方向の稜線が高めですが、支障にはならないレベルです。


EOS5D3_2018_01_20_0003.jpg

西方面の視界。

ただ、ここまで来たら、もっと標高の高い野麦峠スキー場まで行っても良いのでは?と思い、足を伸ばしてみることにしました。
野麦峠は子供の頃よく滑りに来ていたので馴染みのある場所で、確かナイター営業はやっていなかったはずなので、夜間の撮影なら十分使えるのではないかと。




野麦峠スキー場 到着。

すっかり写真撮り忘れていましたが、山の東斜面に段々畑のように駐車場が設置されているため、条件は良いのですが、各駐車場の間に生えている背の高い木が若干邪魔です。
ですが、第3駐車場は結構マシなので、十分使えそうかな。
あとは駐車場に至るまでに設置されている街灯が夜間点灯するのか否か。
こればかりは夜にならないと分からないので、仕方ありません。




とりあえず2ヶ所は候補ポイントを見つけることができたのでひとまず安心です。

神戸を出発してから無給油で、山道のアップダウンを繰り返していたため、燃料がかなり減ってきました。
夜営時に燃料が少ないと生命の危機を感じるので、一度松本まで下って燃料補給と食料補給をすることにしましょう。




午後3時半

国道158号線経由で松本入り。

途中、松本空港の北西、アルプスサラダ街道沿いの田園地帯の撮影ポイントを偵察し、そのまま市街地に出て給油を済ます。

そして付近のコンビニで食料調達ついでに小腹が減ったので、昼食(夕食?)も購入し、駐車場で食べる。

あとは再び先のどちらかのポイントに戻ってゆっくり夜の撮影に備えよう、、と考えながらGPVの更新情報を確認する。

するとどうか。

松本市のGPV予報

iPhone_20180120_IMG_3594_2018030523372660b.png

Σ(゚Д゚)!!

先ほどまで真っ黒だった松本市の予報に白い陰りが・・・
マップで雲の動き予測を見てみると、時間が経つにつれ、アルプスの西側で湧き出した雲が堰き止め切れずにどんどん東へ流れ込んでくるようなイメージです(´゚д゚`)

これは参りました。
乗鞍岳を含めた北アルプス稜線に近い先の2つのポイントは、まともに影響を受けてしまいそうな予感がします。
一方、GPV予測を信じるならば、北上して長野市方面へ向かった方が状況が良さそうです。


長野市のGPV予報

iPhone_20180120_IMG_3595_20180305233727dca.png

さてどうするか。
時刻は既に16時を回っています。
日没は17:00。薄明終了は18:30。
もう迷っている時間はありません。


iPhone_20180120_IMG_3591_20180305231438527.jpg

日中のポイント探しが全て無駄になってしまいますが、ここまで来て何も撮れないよりは、少しでも可能性のある場所を探した方がマシ!
と判断。

夕闇迫る中、ポイント探しを一からやり直しという状況に涙が出そうですが、新月期を無駄にするわけにはいかない!!

こうなったらもう意地です(笑)
残りの昼食(夕食?)を喉の奥にかき込んで、即刻出発です<(`^´)>

すぐさま 『松本IC』 から高速に乗り、地図上で候補地を探しながら長野市方面へ向かう。
この時間から地形も道路事情も分からない山奥でポイント開拓するのは困難を極めるので、見晴らしを優先して、平野部の北側、山間部に差し掛かる小高そうな場所を中心に探す。

地形的になかなか南~西が開けたポイントが見つからなかったものの、ここならいけるかな?という場所に一ヶ所目星を付ける。

目を付けたのは長野と小布施の間、「北部スポーツレクリエーションパーク」 という丘の上を切り拓いた総合運動公園。
『須坂長野東IC』 で高速を降りて、一直線にそこを目指す。




17:40 ポイント到着。

確かに開けている。
アスファルトの広い駐車場もある。

しかし、、、

体育館の明るい照明が煌々と外に漏れ出してます( ゚Д゚)!!

調べてみると閉館時間は午後9時。

そんなに待てません(-ω-)/

しかもゲートがあるので、22時頃には追い出される危険性もあります。
そうなれば泣きっ面にハチどころか、生きる気力すら失ってしまう可能性があるので、さっさと次を探すことに。

今度はパークから更に東方面の平野部一帯に広がっている農耕地に目を付ける。

車で周回しながら、視界が開けていて、適度な駐車スペースと一晩中夜営できそうな場所を見つけ出し、仮に陣取る。

付近に街灯もなく、確かに地表は暗い。
しかしなぜか空がすごく明るい。

ここは東京でも大阪でもない、長野だというのに、目を疑うほど明るい。
気のせいだと信じたいが、オリオンと大三角以外がほとんど見えていない状況に疑いの余地はない。

街が明るいのか、薄雲が出ているのか、
ふと西に目をやると山際に沈む直前のほっそーーい三日月が目に入り、もはや全部コイツのせいなんじゃないかΣ(゚Д゚)とすら思えてくる始末。

なんだか心がざわざわします。

ここまで来て敗北を喫するのか。。。
いやいや、諦めてたまるかい。

しばらくの間、何かに憑り付かれたように地図に食い入る。

ピキーーン☆

スイッチが入りました。

山に入ります(゚∀゚)!

時刻はまもなく午後7時を回ろうとしているところ。

一路、善光寺方面へ向かい、戸隠バードラインを経て飯綱高原や戸隠スキー場がある長野市北西部の山岳地帯へ。標高400mから1100mまで一気に駆け上がる。
急に積雪量が増え、凍結路面が現れ始める。
途中、バードラインを外れ、少し平地が広がった農耕地エリアを通り掛かった時、
「おや? この辺りは視界が広いし障害物も少ないな(*'▽')」
と感じ、様子を見てみることに。
今週、幾度となく凍結と融解を繰り返してバキバキに固まった氷の農道に分け入り、クルマのライトを消す。
先程とは打って変わって見違えるような煌めく星空が広がっていた。
直線距離でほんの十数キロ市街地から離れただけでこの違い。
それに標高差による影響も大きいか。
以前、西はりま天文台へ行った時にも、確か同じような感覚を味わった。
標高の低い場所に水蒸気が溜まって著しく透明度を失っているのか?
雲の中で客観的に自分の置かれた状況が分からないのと同じようなものなのか。

ともかくようやく撮影可能なレベルの空に出逢えたので、付近をもう少し探索して、街灯や民家の灯りが邪魔にならず、通行の邪魔にもならない場所を見つけてクルマを停める。


EOS5D3_2018_01_20_0029.jpg

松本でのGPV予報ショックから5時間半。
ようやく安住の地を見つけました(笑)




午後9時

凍えるような氷点下の暗闇の中、赤道儀極軸合わせとファインダーへの対象導入を終え、何とか無事撮影開始。


EOS5D3_2018_01_20_0014.jpg

ベテルギウスとプロキオンの間にレンズを差し向け、狙うはバラ一点。
午前3時頃から雲の襲来が予想される上、バラの高度が低くなってくるため、早い時間に出来るだけ多くのショットを稼いでおきたいところ。

目が慣れてくると南東の長野市の光害がだんだん目障りになってくるが、幸いにも風は微風なので、無駄足にならなかっただけでも良しとしましょう。

西方向は結構暗くていい空なんですよ(↓)

EOS5D3_2018_01_20_0011.jpg

ただ、ちょっと透明度は低いのかな。
この時点では気付いていませんでしたが、この後、がっつり霜が降りたので、実はもの凄く湿度が高かったということが判明。
本当に大気状態というのは判断が難しいものです。

さて、400mm主砲(6D2 SEO-SP4 + EF100-400mm/f5.6)が自動撮影に入ったので、その間に副砲の未改造5D3を使って付近の星景撮影をしようと思います。

( ゚Д゚)!!!

ここで忘れ物に気付きました。

愛用の魚眼広角ーSIGMA 15mm/f2.8 EX DG 家に忘れてきました(笑)

仕方がないので、EF24-105mm/f4標準ズームを使います。


EOS5D3_2018_01_20_0009.jpg

南東~南方向。
長野市の明りが相当キツイのがよくわかります。
正直、もっと田舎だと思ってたんですが、光害レベルは立派な大都会ですね^^;
(長野市の方、「田舎」とか言ってごめんなさい^^;)
そりゃさっきの場所じゃ星見えないのも納得できます。


EOS5D3_2018_01_20_0010_20180307233831616.jpg

「冬の木立」と「冬の大三角」
地面も雪なので、なかなか寒そうで良い感じです《(;´Д`)》ブルブル


EOS5D3_2018_01_20_0013_20180307233833311.jpg

遊牧民の家、、、
じゃなくて、農業用ビニールハウス。


EOS5D3_2018_01_20_0023_20180307233835306.jpg

オリオンと大三角 雪景色Ver.


EOS5D3_2018_01_20_0028_20180307233836855.jpg

オリオン、ヒアデス、プレアデス 雪景色Ver.


EOS5D3_2018_01_20_0032.jpg

北西方面。
ところで、先ほど機材セッティング中(20:40頃?)、こっち方面の低空に厚い雲が掛かってしばらく北極星導入が出来なかったのですが、時を同じくして同じ方向で数十秒おきに閃光が雲を浮かび上がらせ、地響きのように低く轟くドドーンという音が鳴り始めました。

(ついにヤバいのが来てしまったか…)

山間部でのヤツは、都市部でのヤツとは全くの別物です。
もしも直上に来ようものなら、機材見捨ててクルマの中で布団かぶってガクブルするしかありません
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

それしにても閃光の後の「ドーン」が、「ゴロゴロ時々ドーン」じゃなくて、全部いきなり「ドーン」なんです。Σ(゚Д゚)!!

おいおい、全部落ちてんのかよ((;゚Д゚)ガクガク
山やべー《(;´Д`)》ブルブル

しかし、ドキドキしながらしばらく様子を伺っていると、急に鳴り出した割にはこちらへ近付いて来る気配がなく、終いには「パチパチ」とか「シャー」とか何だか違う音も聞こえて来るようになりました。(´・ω・)?

(( ゚д゚))ハッ!

・・・・

スキー場の花火や・・・

後から調べてみたら、やはり戸隠スキー場で「戸隠どんど焼き祭り」というのが行われていて、その中で花火の打ち上げをしていたようです。(*´▽`*)ホッ




2018年1月21日(日)


日付が変わり、午前1時。

タイムラプス撮影の5D3のバッテリーが切れました。
気温マイナス10℃を下回っており、予想以上に早く落ちました。

実は冬期に山中で一晩中撮影するのは今シーズンが初なので、電源準備が不十分でした。
特にタイムラプスは途中で止められないので、外部電源も考えないといけないかもですね。


iPhone_20180120_IMG_3600.jpg

カメラを見ると、がっつりと霜が降りて本体、レンズフード、三脚共にバキバキに凍っていました(笑)

それでもレンズ自体は無事でした。
今年新たに導入したレンズヒータの実力を十分に確認することができました(^^♪



《タイムラプス(↓)》


さて、主砲撮影のバラ星雲はどうでしょうか?
前回室戸岬で撮った馬頭星雲に引き続き、IR改造機焦点距離400mmでの2ショット目のチャレンジです。


20180120_EOS6D2_A01_01_trim_2018030723402041e.jpg

むむむ、、
一応写ってはいますが、、
なんか星像がでかいです(゚Д゚;)デカイ!
膨張した微光星がうるさく、全然精細さが出ていません。。

詳細ページでも書きましたが、途中でピントリングを引っ掛けてしまったのか、数カット目以降、全てピントがズレてしまっていました(´゚д゚`)

ホント注意しないといけませんね~(>_<)
苦労してここまで来て、イージーミス(-"-)オイ!

反省コレクションがまた1枚増えました(゚∀゚)!


EOS5D3_2018_01_21_0301.jpg

バラが西の稜線に沈み、約1時間。
薄明を迎えました。


EOS5D3_2018_01_21_0314.jpg

東空が綺麗に染まってきました。


EOS5D3_2018_01_21_0297.jpg


EOS5D3_2018_01_21_0302.jpg

ようやく明るくなって周囲の状況が見えてきました。


EOS5D3_2018_01_21_0321.jpg

機材も良く頑張ってくれました。


EOS5D3_2018_01_21_0322.jpg

上から下まで霜で真っ白。
溶けると厄介なので、後処理が大変です。
ガリガリ落として、直射日光で少しずつ消えていくのを待ちます。


EOS5D3_2018_01_21_0282.jpg

主砲EF100-400mm/f5.6L。
レンズサポートの組み方を変えたので以前より大夫安定性が増しました。
最小限の重量増加で前後バランスも取れるよう組み替えたので、耐荷重ギリギリのスカイメモでも何とか回せてます。
主砲用のカメラをヘビーな5D3から軽量な6D2に変えたのも貢献してるかな。


EOS5D3_2018_01_21_0284.jpg

氷点下10℃を下回る環境下でもレンズヒータがしっかり効果を発揮しています。


EOS5D3_2018_01_21_0292.jpg

バキバキに凍ったスカイメモSと6D2。
これでも朝までしっかり動き続けてくれたので優秀です。


EOS5D3_2018_01_21_0317.jpg


EOS5D3_2018_01_21_0328.jpg

クルマもバキバキに凍ってます。


EOS5D3_2018_01_21_0281.jpg

バキバキコンビ。


EOS5D3_2018_01_21_0326.jpg

ドアノブもこんな状況。


EOS5D3_2018_01_21_0330.jpg

こんな日は寒冷地仕様が真価を発揮します。
特に以下の機能は重宝します^^
・電気式フロント補助ヒータ:コールドスタート時の即熱ヒータ&即時デフォッガー
・ウィンドシールドデアイサー:ワイパー凍結防止用の電熱線
・ドアミラーヒータ:着氷・曇り防止


EOS5D3_2018_01_21_0339.jpg

窓ガラスに降りた霜が結晶に。


EOS5D3_2018_01_21_0360.jpg

朝陽が登ってきました。
雪国の夜明け。


EOS5D3_2018_01_21_0366.jpg

おまけ

明け方、気温氷点下11℃まで下がっていましたが、太陽が昇ると急激に気温が上昇し、機材に張り付いていた霜が乾き始めました。
すぐに片づけてレンズ内で結露するとタチが悪いので、しばらく直射日光に当てて温度を上げてから撤収します。

今回は天候予測に翻弄されて転々とポイント移動を繰り返すことになってしまいましたが、松本以北の長野エリアで使えそうな拠点をいくつか開拓できたので良しとしましょう。





テーマ : 国内旅行    ジャンル : 旅行
 2018_01_24



撮影地:長野市戸隠(長野)

雪の平原と冬の星々(オリオン・ヒアデス・プレアデス)

EOS5D3_2018_01_20_0028.jpg

Equatorial mount: N/A
DSLR: Canon EOS 5D Mark III
Lens: Canon EF24-105mm/f4L IS USM+Pro Soften-A, 24mm
Light frame: SS=20sec, f4.0, ISO=6400, RAW x1pc
Dark frame: x1pc, Inside DSLR firmware process
Flat frame: N/A
Total SS: 20sec
RAW converter: CameraRaw 6.7
Photo retouch: Photoshop CS5




2018年1月20日(土) 23:20


雪の平原と冬の星々(オリオン・ヒアデス・プレアデス)

長野市北西部で撮影したワンショット星景。

休閑中の耕地に積もった雪の平原の上空に、ちょうどオリオン座、ヒアデス星団(おうし座)、M45プレアデス星団(すばる)が横並びになりました。

ISO6400一枚撮りRAW現像のみなので、手抜き感満載のヒドい仕上がりです。
せめて前景だけでもコンポジット用に複数枚撮るか、感度下げた絵撮っておくかしないとこうなるぞ、という見せしめ画像です(・x・)/





テーマ : 星景・星野    ジャンル : 写真
 2018_01_24



撮影地:長野市戸隠(長野)

冬期休閑の耕地と冬の大三角

EOS5D3_2018_01_20_0023.jpg

Equatorial mount: N/A
DSLR: Canon EOS 5D Mark III
Lens: Canon EF24-105mm/f4L IS USM+Pro Soften-A, 24mm
Light frame: SS=20sec, f4.0, ISO=6400, RAW x1pc
Dark frame: x1pc, Inside DSLR firmware process
Flat frame: N/A
Total SS: 20sec
RAW converter: CameraRaw 6.7
Photo retouch: Photoshop CS5




2018年1月20日(土) 23:11


冬期休閑の耕地と冬の大三角

長野市北西部で撮影したワンショット星景。

積雪が多い長野の山間部ゆえに、冬期は雪に埋もれて休閑シーズンです。

新月期ですが、ガスっぽい空に長野市の光害がかぶって周囲が結構明るく、月夜のように地上景色がよく写りました。
しかしISO6400で撮ったこともあり、高感度に強い5D3とはいえ、さすがにノイズでザラザラです。
今更ながらやっぱりワンショット星景でISO6400はダメですね。
感度上げるなら楽せずコンポジットしないとまともな絵にならないと反省。
(だって寒いし(゚∀゚)!)





テーマ : 星景・星野    ジャンル : 写真
 2018_01_24



撮影地:長野市戸隠(長野)

雪のテントハウスとオリオン

EOS5D3_2018_01_20_0013.jpg

Equatorial mount: N/A
DSLR: Canon EOS 5D Mark III
Lens: Canon EF24-105mm/f4L IS USM+Pro Soften-A, 24mm
Light frame: SS=20sec, f4.0, ISO=3200, RAW x1pc
Dark frame: x1pc, Inside DSLR firmware process
Flat frame: N/A
Total SS: 20sec
RAW converter: CameraRaw 6.7
Photo retouch: Photoshop CS5




2018年1月20日(土) 22:15


雪のテントハウスとオリオン

長野市北西部で撮影したワンショット星景。

長野市街地の光が明るいです。

雪中の農業テントハウスが暗さとシルエット効果で、雪のかまくらっぽくなりました(゚∀゚)
(もしくはモンゴルの遊牧民の家(゚∀゚)!)





テーマ : 星景・星野    ジャンル : 写真
 2018_01_24




12  « 2018_01 »  02

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

流星カウンター

流星カウンターII

プロフィール

あーちゃー

Author:あーちゃー
満天の星空を眺めながら飲むコーヒーは最高ですね。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR




PAGE
TOP.