
EOS5D3 + Sigma15mm/f2.8 EX DG Diagonal Fisheye, RAW
SS=15sec, f2.8, ISO=6400 x296枚 比較明合成
(総露出:約1h14min, 実撮影時間:約1h24min)
2016年8月13日(土)撮影
撮影地:石川県輪島市
今回はペルセウス座流星群を撮影する為、能登半島に遠征してきました。
【遠征日記はこちら】
→<ペルセウス座流星群撮影遠征@石川県輪島>当初は近場で大台ヶ原か奈良にでも行こうと考えていましたが、流星ピーク時刻(12日22時頃)付近の近畿圏~中部圏のGPV雲量予測が壊滅的だったので、唯一雲の影響を避けられそうな能登半島の先端に行先を急遽変更しました。
今回は赤道議(KENKO SKYMEMO S)を導入しての初撮影。
極軸望遠鏡の光軸調整は事前に済ませておきましたが、北極星導入は現地にて事前テストなしのぶっつけ本番だったので少々難儀しました。
(周り真っ暗で何も見えないし。)
機材はちゃんと事前にテストして使い方マスターしておかないとね。反省。
でも今回は、半月が沈む夜半過ぎまで時間的余裕があったので、助かりました。
かねてから一度流星群のシャワー写真を撮ってみたいと思っていたので、今回挑戦してみました。
輻射点からのシャワーと天の川を構図に入れてみたいと思っていたので、広角レンズを新たに購入。
天体撮影以外の使い道を考えると、広角ズームにしたかったが、流星撮影はレンズの明るさが命なので、明るいズームは重くてデカい為に却下。
今回はSKYMEMO Sの許容搭載荷重(5kg)も考慮して、SIGMAの15mm f2.8 EX DG Diagonal Fisheyeを選定しました。
星景撮影でよく使われているレンズですね。
(コストパフォーマンスも優秀です。)
ちなみに下画像は、冒頭画像に加えて、月が出ている時間帯分も含めて約3時間分(803枚)を合成した画像です。
西方面が月明りで明るくなっていますが流星数は多くなっています。

EOS5D3 + Sigma15mm/f2.8 EX DG Diagonal Fisheye, RAW
① SS=10sec, f2.8, ISO=5000 x507枚 比較明合成
② SS=15sec, f2.8, ISO=6400 x296枚 比較明合成
①+②比較明合成(Photoshop CS5)
(総露出:約2h38min, 実撮影時間:約2h59min)
しかしながら、レタッチの違いによって印象が全然変わりますよね。
毎度のことながら、どう仕上げるべきか迷います。
EOS5D3 + Sigma15mm/f2.8 EX DG Diagonal Fisheye, RAW
SS=15sec, f2.8, ISO=6400 x434枚 比較明合成
(総露出:約1h48min, 実撮影時間:約2h02min)
上画像は深夜1:50頃に一度撮影アングルを変えて、天文薄明まで撮影したものですが、明け方の時間帯は予想以上に人工衛星が多くて、流星よりも衛星軌跡の方が目立ってしまいますね。
これはこれで面白いので残しましたが、こういうラッシュの時間帯は合成フレームを選ぶ必要があるので、一括処理では厳しいですね。
また時間のある時にでもやってみましょう。
今回は何かと初要素の多い撮影でしたが、なんとかそれっぽい絵は撮れたので、良しとしましょう。
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