天気が良かったので星空求めて行って来ました。

KENKO Skymemo S
EOS5D3+SIGMA15mm/f2.8 EX DG Diagonal Fisheye+DIY Soft focus filter, RAW,
SS=120sec, f3.2, ISO=3200 x1枚
Photoshop CS5
2017年5月27日(土)
目的地:四国カルスト台地(愛媛・高知)
前夜、26日(金)22時過ぎ。
仕事を終えて帰宅。
今週末は天候にも恵まれそうで、なおかつ新月期。
「星を撮りに行け」 と言われているようなものです。
今回は普通の週末ですが、条件が良いので、以前から気になっていた愛媛と高知の県境にある四国カルスト台地まで足を伸ばしてみることにしました。
四国カルストは大都市から遠い為、光害が少なく、標高も1400mと申し分ない。
期待できそうです。
せっかく愛媛まで遠征するので、宇和島に住む友人に連絡してみると、今週末は仕事で松山に来ているとのこと。
ちょうど良いので、松山経由で行くことにしました。
明石海峡・鳴門海峡を渡って、徳島自動車道、松山自動車道経由で神戸から松山まで3~4時間といったところか。
夜間なら道も空いているので、明け方に到着して道後温泉でも浸かりながらゆっくりプランでも練ろうかな。

寝過ごしました。
もうお昼です。
とりあえずガソリン入れて高速ぶっ飛ばす。
15時、松山着。
友人は15:30まで会議とのことなので、ちょうど良い頃合いです。
計画どおり!

JR松山駅
駅で待ち合わせということで、お茶するお店探しながらしばし待つ。
15時半過ぎ。
「松山市駅、着いたよ。」
と、LINEメッセージ。
おい。

無事に合流できたので、待ってる間に見つけたカフェに入って、しばしお茶タイム。

「SCRAPYARD」 というお店。
スクラップヤードバーガーが美味い。
(絵撮るの忘れました。)
女性客が多めのおしゃれなお店。
唐突に友人がつぶやく。
「去年までこの裏手に住んでたんだけどな~。
こんな店あるの知らなかった。」
おい。
一時間ほど過ごして、時刻は17時。
そろそろ現地に向かいますかね。
松山市駅付近まで友人を送り届け、国道33号線を南下。

スーパーマーケット「フジ立花店」
途中、夜営に備えて食料品を調達。
ガソリンも補充して準備万全。
国道33号から国道440号、県道383号線を経由して地芳峠からカルスト台地に上がる。
夕方の市内混雑もあり、所要時間2時間程度。

四国カルスト
19時半頃、到着。
日没がかなり遅くなってきているので、この時間でもまだ空に明るさが残る。
台地上にあるホテル姫鶴荘から天狗荘まで約4.5kmに渡って牧場が広がっており、高木が生えていない為、絶景パラダイス。
撮影場所を吟味しながらひと通り走り抜けてみる。

カルスト台地の夕暮れ
今回は姫鶴荘方面から風車を通り過ぎた辺り、南東~南~西の視界が開けたポイントで撮影することにしました。
この時間はまだどこからともなく湧いてきた雲が多かったので、焦らずゆっくり機材準備。
夕食とコーヒーを楽しみつつ、雲が引くのを気長に待つ。
ZZZZ・・・
軽くひと眠りして、時刻は22時過ぎ。
目を開けると雲がすっかり無くなり、360°満天の星空が広がっていました。
登って来た夏の天の川

KENKO Skymemo S
EOS5D3+SIGMA15mm/f2.8 EX DG Diagonal Fisheye+DIY Soft focus filter, RAW,
SS=34sec, f3.2, ISO=3200 x1枚
南方向を見下ろすとさそり座と共に見事な天の川が登り始めています。
天の川と光跡

KENKO Skymemo S
EOS5D3+SIGMA15mm/f2.8 EX DG Diagonal Fisheye+DIY Soft focus filter, RAW,
SS=120sec, f3.2, ISO=3200 x1枚
都市光害も少なく、空の条件は非常に良いのですが、ロケーションが良いだけに深夜の時間帯でも結構ウロウロしている車がいます。
明らかに天体屋ではない観光客が多く、頻繁にハイビームを向けられるし、ヘッドライト点けたまま長時間停車する車も多い為、撮影位置と撮影対象をも少し吟味して選定する余地がありそうです。
横たわる天の川

KENKO Skymemo S
EOS5D3+SIGMA15mm/f2.8 EX DG Diagonal Fisheye+DIY Soft focus filter, RAW,
SS=120sec, f3.2, ISO=3200 x1枚
夏~秋の直立天の川も好きですが、春~初夏に地平線から登って来る横たわった天の川も地表との対比で雄大さと迫力が伝わってくるのでとても良いですね。
しし座と春の大三角形

KENKO Skymemo S
EOS5D3+SIGMA15mm/f2.8 EX DG Diagonal Fisheye+DIY Soft focus filter, RAW,
SS=120sec, f3.2, ISO=3200 x1枚
南西空にはしし座と春の大三角形が見えています。
夏・冬と異なり、春の大三角形は明るさが少し控えめ(しし座デネボラが2等星)で、都会ではやや見え辛いので、これだけ低い高度でもしし座がハッキリ見えるのは感動します。
春の大曲線とテールランプの大曲線

KENKO Skymemo S
EOS5D3+SIGMA15mm/f2.8 EX DG Diagonal Fisheye+DIY Soft focus filter, RAW,
SS=120sec, f3.2, ISO=3200 x1枚
あまりにウロウロする車が多いので、逆に光跡を入れてやりました。
眩しいったらありゃしない。
開けた地形のため、遠くまで車のライトが見えてしまうのが逆に難点か。
春の大曲線

KENKO Skymemo S
EOS5D3+SIGMA15mm/f2.8 EX DG Diagonal Fisheye+DIY Soft focus filter, RAW,
SS=120sec, f3.2, ISO=3200 x1枚
気を取り直して、もう一度春の大曲線を、、と思ったら、ハイビーム攻撃食らいました。
深夜にここまで通行車両が多くなるとは予想していなかったので、星景撮るには位置取りを誤りました。
という理由もあり、一応天の川星景も撮れたので、今度はライトに邪魔されない望遠対象に切り替えてみることにしました。
今まで望遠レンズを使っての天体撮影は1回しかしたことが無いので、思い付きで試してうまくいくかどうかかなり疑問でしたが、とりあえず比較的難易度が易しいという
・さそり座アンタレス付近
・M8干潟星雲&M20三裂星雲
・バンビの横顔
あたりを撮ってみることにしました。
アンタレス付近

KENKO Skymemo S
EOS5D3+EF100-400mm/f4.5-5.6L IS USM, 260mm, RAW,
SS=180sec, f5.6, ISO=3200 x8枚
少し派手めにレタッチしてますが、Webサイズ限定ならばまだ何とか見れなくもないか。
(※決して拡大して見てはいけません。)
(※自分でも見ないようにしてます。)
反省点・課題点が山ほどあるので、別ページにまとめました。
→ 「 アンタレス付近 」
M8干潟星雲とM20三裂星雲

KENKO Skymemo S
EOS5D3+EF100-400mm/f4.5-5.6L IS USM, 400mm, RAW,
SS=180sec, f5.6, ISO=3200 x7枚
撮ってはみたものの、これは完全に失敗。
こちらも別ページでまとめ。
→ 「 M8干潟星雲&M20三裂星雲 」
バンビの横顔

KENKO Skymemo S
EOS5D3+EF100-400mm/f4.5-5.6L IS USM, 235mm, RAW,
SS=180sec, f5.0, ISO=3200 x2枚
ついに望遠で銀河の中に手を伸ばし始めてしまいました。
こんにちは、バンビさん。
こちらも別ページでまとめ。
→ 「 バンビの横顔 」
薄明に消えゆく天の川

夏至まで1ヶ月を切っているので、夜が短い・・・。
薄明開始3:21て・・・。
短い夜の終焉と太陽の使者「金星」

午前4時。
朝の到来を告げる内惑星 「金星殿」 のお出まし。の巻。
VOXY Galaxy Edition(※うそ。)

何気なく撮ってみたショットだけど、よく見るとクルマのCMに使えそうなロケーションなので、
「なんちゃってCMポスター」作って遊んでみました。
叱られそうだ。
さて、ねむくなってきたので、ねます。
おやすみなさい☆
ZZZZ・・・

朝コーヒー
ちゅんちゅん。
おはようございます。
清々しい朝です。
ボクジョーで朝食を。

風車
風力発電の風車。
夜はこいつがブンブン回ってました。
そら風も強いわけだ。

風車と牧場の牛舎
夜はここで牛が寝てます。

今回の撮影場所
とても気持ちの良い場所です。
朝ごはんが一層おいしく感じる

姫鶴平
場所移動して姫鶴平へ。
ホテル姫鶴荘の前です。

ホテル姫鶴荘
泊まれるのかな?
天体屋は宿泊不要ですが、日中お風呂とか使えたらありがたいんだけどな。

北方向の景色
北側も山ばかり。最高だ。

姫鶴平から風車方面を望む
広々とした牧場が広がる。
オートキャンプもあるようだ。

風車
さらに場所を移動して、今度は天狗荘方面へ。

おはよう牛
朝になると、そこら中に牛が放たれます。
ちなみにカルストはそこら中に石灰岩がゴロゴロしてます。
ひょっとして地下に鍾乳洞とか無いのかね?

五段城
と呼ばれる場所。

五段城ヒルクライム準備
なんか日本じゃないみたい。

五段城ダウンヒル下ってきたスポーツカー2台
走っていて実に気持ち良さそうです。

解き放たれた牛たち
隣に車停めてたおっちゃんが、「ここの牛は小さい。」 と心配していた。
「牧草が短くてあまり食べられないから可哀そうだ。」 とも。
そうなんですかね? 十分美味しそうですけど。
昔おっちゃんも牛飼いだったそうだ。

五段城の上らへんからの眺望(西方向)
素晴らしい。

同じく五段城上から
ここからでも風車見えてます。

石灰岩
ごつごつしてます。

向かい側の山間の集落
いつも不思議に思うが、生計成り立っているのだろうか。
どんな生活しているのか、一度ホームステイしてみたい。
え~と、、この後、天狗荘の方まで行ったのですが、まあ、、同じような風景が続いておりまして、強いて言えば、天狗荘とその駐車場があったぐらいで、何にも写真撮ってませんでした。
それより、お腹が減って、お昼ご飯のことばかり考えてました。
ということで、昨日の友人に電話してみると、宇和島の東にある松野町というところにいるとのこと。
森の国、松野町は小さな町だが、まあ何か食べるところくらいあるでしょうということで、そこで合流することに。
そうと決まれば地芳峠を経由して松山方面と反対側へ一気に山を駆け降りる。
松山側の道と違って、峠道は狭い上に整備が不十分で、見通しも悪いしカーブミラー未設置のコーナーも多い。昼間はヘッドライトの光が見えないので、最善の注意を払いながらのダウンヒル。
峠を抜けた後は、R440-R197-R320を通って、梼原町、鬼北町経由で一路松野町へ。

1時間程で松野町に到着。
役場近くの道の駅 「虹の森公園まつの」 で待ち合わせる。
お腹が減っているので、早速お昼ご飯を探す。
道の駅内にある 「おさかな館」 も気になったが、どうやら食べるおさかなではないようだ。
山深い松野町は鹿やイノシシ、熊肉などの狩猟肉(ジビエと言うらしい)の加工販売が盛んらしく、是非ともそれを食べられないだろうかと、加工工場に電話してみるが、大都市へ出荷する加工製品ばかりで、料理として振舞っているお店はないようだ。残念。
すると友人が、天然うなぎの美味しい店を知っているという。
もう迷う必要はないでしょう。
一直線にお店へ向かう。
すぐ近くだったので、5分ほどで到着。
ガラガラ、こんにちは。
入るなりおばちゃん、「高いよ~」 と脅し文句。
いいから早く。
その後も意味不明な問答が続く。
「お茶、熱いのとヌルいのどっちにする?」
と聞かれたので、
「熱いの。」
と答えると、
「え! 熱いの!? じゃ今から沸かさにゃいかんじゃん!」
と、まるで100%ヌルいのを選ぶと思っていたような反応をされる。
「じゃあ冷めたのでいいよ。」
と譲歩すると、
「そぉ~? じゃあご飯大盛にしたげる。」
と、よくわからん理屈でとりあえずご飯が大盛になったようです。

うな重
さてさて、来ました。
えらい立派な器やな。

重箱下段は大盛ご飯
上段の器の底にごはん粒いっぱい付くぐらい大盛でした。
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