オリオン座付近と冬の天の川(IR改造機ファーストライト)
Equatorial mount: KENKO Skymemo S
DSLR: Canon EOS 6D Mark II SEO-SP4
Lens: Canon EF24-105mm/f4L IS USM, 24mm
Light frame: SS=90sec, f4.0, ISO=4000, RAW x31pc
Dark frame: x16pc
Flat frame: N/A
Total SS: 47min
File conversion: DNG Converter 10.0.0.827 (CR2⇒DNG)
Composite: DeepSkyStacker ver.3.3.4
Photo retouch: Photoshop CS5
Trimming: 4160x6240 ⇒ 3496x5244
2018年01月13日(土)
オリオン座付近と冬の天の川。
昨年末に新規購入&改造したEOS6D Mark II SEO-SP4赤外線改造機のファーストライトです。
今までのカメラではほとんど写らなかったHII領域がこれでもかってくらい浮き上がってくるので、同じオリオン座付近でもまるで別物を見てるような気になってきます。
しかし撮って出しの画像が赤味を帯びて出てくるので、画像処理に戸惑っています。
それともう一つ困ったことは、画像処理ファイルです。
EOS6D2はEOS5D4と同様、デュアルピクセルCMOSが採用されているので、RAWファイルの構造が従来と異なっています。
CMOSセンサの1画素を2つのフォトダイオードで構成しており、1画素から位相差の異なる2つの画像信号を検出・記録する仕組みになっているとのこと。
すなわち一枚のRAWファイルに2枚分の画像信号が記録されているため、画像処理ソフトウェア側が対応していないとファイルの読み込みが出来ないのですΣ(゚Д゚)
今のところ、私が使っているコンポジット処理用のDeepSkyStackerとRAW現像・画像処理用のCameraRaw6.7とPhotoshop CS5では対応しておらず、そのままファイルを開くことができません。。
Photoshop CCなら対応しているかもしれませんが、使ってないのでよくわかりません。
仕方がないので、Adobe DNG ConverterでデュアルピクセルRAW ⇒ DNG変換ができるので、一度DNGにフォーマット変換した後で、DeepSkyStackerに読み込み、コンポジット処理をすることにしました。
この変換による画像劣化があるかどうかは不明ですが、今のところ見た目で感じるような劣化は無いように思えます。単に片方の位相の画像情報を消しているだけならデュアルピクセル特有の機能(撮影後のピント微調整など)は使えなくなりますが、従来同様の機能や画像情報は変わらないはずなので、そうであると信じて取り敢えず処理しています。( ゚Д゚;テキトウ
しかし、、この赤色、正直どう処理すればいいのか全然わからない。。
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