【星撮遠征】信州松本・長野・戸隠 天体撮影遠征


信州松本・長野・戸隠 天体撮影遠征

信州エリア撮影ポイント開拓

20180120 - 松本長野戸隠-01

※1/20~21遠征から2ヶ月…^^; まとめ記事。オサボリ。
※しばらく時間が経ったら記事の順番並べ替えます。




2018年1月20日(土)


新月期です。
張り切っていきましょう(゚∀゚)!
さて、今週末はどこが晴れるでしょうか。

GPVの予報では四国・中国・近畿エリアはどうも暗雲が。
中部エリアも飛騨や平谷付近は雲が多く、快晴となるのは北アルプスの東側、松本以北の信州エリアのようです。

通常の土日で行くには遠いな~と思いながらも、せっかくの新月期、近場が晴れないのであれば致し方なし。
雪景色や温泉も楽しみながら行って参りましょう(゚∀゚)!




午前1時半 出発。

信州エリアは冬期閉鎖となる場所が多いので、この時期、良い撮影ポイントが全然分かりません。
ということで、今回のプランは、


・深夜に神戸を出発して明け方までに奥飛騨平湯着。

・早朝温泉で鋭気を養い、日中に山中を駆け回って撮影ポイント探し。

・夕方からセッティングを開始して夜中撮影。


といった具合で行こうと思います。

中国道、名神、東海北陸道を経由し、『飛騨清見IC』で高速下車。
高山清見道路、岐阜県道89号線、国道158号線経由で平湯温泉に至ります。




午前7時 平湯到着。

先週気温が高かったせいか、路面には全く積雪がなかったので、楽々アクセスでした。


iPhone_20180120_IMG_3586.jpg

早速、朝の源泉かけ流し温泉に浸かります(^^♪
終始貸し切り状態でした(´∀`*)ウフフ

昨日から寝ずに走ってきたせいもあり、眠くなってきたので、しばらくここで仮眠することにします。
おやすみなさい☆彡




午前11時半 起床。

少し寝過ぎました(゚∀゚)アレ?

夕方までに撮影ポイントを見つけないといけないので、急ぎましょう。

最悪見つからなければ、多少市街地の光害に邪魔されそうですが、松本盆地西端の視界が開けた田園地帯のど真ん中にするかな~、と考えつつも、今回は積雪が少なく多少山中に分け入ることもできそうなので、時間が許す限りより良い場所を求めて南東~西が開けた暗そうな場所を探してみることにしました。

まずは安房トンネルを抜けて北アルプスの東側へ出ます。


iPhone_20180120_IMG_3587.jpg

国道158号線を松本方面へ向かい、奈川渡ダムから野麦峠方面を探索してみることにしました。


IMG_3590.jpg

マイカー規制で畳平には行けないものの、乗鞍高原スキー場に至るまでの道中でも良いかなと思いましたが、明け方に西に傾くバラ星雲を狙うには、西空が乗鞍岳で邪魔されそうなのと、あまりアルプス稜線に近付くと、西側からの雲が山を越えて流れてくる可能性が高いことから、却下。

衛星画像と周囲の山の状況とを睨めっこしながら車を走らせ、山上へ登れそうな脇道があれば様子見に入って空の開けた場所がないか探す行動を繰り返します。

西側の山の稜線が思いのほか高く、ここ!という場所がなかなか見つかりません。
しかし走ること1時間半、ついに見つけました。


EOS5D3_2018_01_20_0001.jpg

山の東斜面を切り開いた農場の更に上まで登ることができ、邪魔な木々も少ないので、東方向以外の視界が良好です。
↑上は南側の視界。
若干西方向の稜線が高めですが、支障にはならないレベルです。


EOS5D3_2018_01_20_0003.jpg

西方面の視界。

ただ、ここまで来たら、もっと標高の高い野麦峠スキー場まで行っても良いのでは?と思い、足を伸ばしてみることにしました。
野麦峠は子供の頃よく滑りに来ていたので馴染みのある場所で、確かナイター営業はやっていなかったはずなので、夜間の撮影なら十分使えるのではないかと。




野麦峠スキー場 到着。

すっかり写真撮り忘れていましたが、山の東斜面に段々畑のように駐車場が設置されているため、条件は良いのですが、各駐車場の間に生えている背の高い木が若干邪魔です。
ですが、第3駐車場は結構マシなので、十分使えそうかな。
あとは駐車場に至るまでに設置されている街灯が夜間点灯するのか否か。
こればかりは夜にならないと分からないので、仕方ありません。




とりあえず2ヶ所は候補ポイントを見つけることができたのでひとまず安心です。

神戸を出発してから無給油で、山道のアップダウンを繰り返していたため、燃料がかなり減ってきました。
夜営時に燃料が少ないと生命の危機を感じるので、一度松本まで下って燃料補給と食料補給をすることにしましょう。




午後3時半

国道158号線経由で松本入り。

途中、松本空港の北西、アルプスサラダ街道沿いの田園地帯の撮影ポイントを偵察し、そのまま市街地に出て給油を済ます。

そして付近のコンビニで食料調達ついでに小腹が減ったので、昼食(夕食?)も購入し、駐車場で食べる。

あとは再び先のどちらかのポイントに戻ってゆっくり夜の撮影に備えよう、、と考えながらGPVの更新情報を確認する。

するとどうか。

松本市のGPV予報

iPhone_20180120_IMG_3594_2018030523372660b.png

Σ(゚Д゚)!!

先ほどまで真っ黒だった松本市の予報に白い陰りが・・・
マップで雲の動き予測を見てみると、時間が経つにつれ、アルプスの西側で湧き出した雲が堰き止め切れずにどんどん東へ流れ込んでくるようなイメージです(´゚д゚`)

これは参りました。
乗鞍岳を含めた北アルプス稜線に近い先の2つのポイントは、まともに影響を受けてしまいそうな予感がします。
一方、GPV予測を信じるならば、北上して長野市方面へ向かった方が状況が良さそうです。


長野市のGPV予報

iPhone_20180120_IMG_3595_20180305233727dca.png

さてどうするか。
時刻は既に16時を回っています。
日没は17:00。薄明終了は18:30。
もう迷っている時間はありません。


iPhone_20180120_IMG_3591_20180305231438527.jpg

日中のポイント探しが全て無駄になってしまいますが、ここまで来て何も撮れないよりは、少しでも可能性のある場所を探した方がマシ!
と判断。

夕闇迫る中、ポイント探しを一からやり直しという状況に涙が出そうですが、新月期を無駄にするわけにはいかない!!

こうなったらもう意地です(笑)
残りの昼食(夕食?)を喉の奥にかき込んで、即刻出発です<(`^´)>

すぐさま 『松本IC』 から高速に乗り、地図上で候補地を探しながら長野市方面へ向かう。
この時間から地形も道路事情も分からない山奥でポイント開拓するのは困難を極めるので、見晴らしを優先して、平野部の北側、山間部に差し掛かる小高そうな場所を中心に探す。

地形的になかなか南~西が開けたポイントが見つからなかったものの、ここならいけるかな?という場所に一ヶ所目星を付ける。

目を付けたのは長野と小布施の間、「北部スポーツレクリエーションパーク」 という丘の上を切り拓いた総合運動公園。
『須坂長野東IC』 で高速を降りて、一直線にそこを目指す。




17:40 ポイント到着。

確かに開けている。
アスファルトの広い駐車場もある。

しかし、、、

体育館の明るい照明が煌々と外に漏れ出してます( ゚Д゚)!!

調べてみると閉館時間は午後9時。

そんなに待てません(-ω-)/

しかもゲートがあるので、22時頃には追い出される危険性もあります。
そうなれば泣きっ面にハチどころか、生きる気力すら失ってしまう可能性があるので、さっさと次を探すことに。

今度はパークから更に東方面の平野部一帯に広がっている農耕地に目を付ける。

車で周回しながら、視界が開けていて、適度な駐車スペースと一晩中夜営できそうな場所を見つけ出し、仮に陣取る。

付近に街灯もなく、確かに地表は暗い。
しかしなぜか空がすごく明るい。

ここは東京でも大阪でもない、長野だというのに、目を疑うほど明るい。
気のせいだと信じたいが、オリオンと大三角以外がほとんど見えていない状況に疑いの余地はない。

街が明るいのか、薄雲が出ているのか、
ふと西に目をやると山際に沈む直前のほっそーーい三日月が目に入り、もはや全部コイツのせいなんじゃないかΣ(゚Д゚)とすら思えてくる始末。

なんだか心がざわざわします。

ここまで来て敗北を喫するのか。。。
いやいや、諦めてたまるかい。

しばらくの間、何かに憑り付かれたように地図に食い入る。

ピキーーン☆

スイッチが入りました。

山に入ります(゚∀゚)!

時刻はまもなく午後7時を回ろうとしているところ。

一路、善光寺方面へ向かい、戸隠バードラインを経て飯綱高原や戸隠スキー場がある長野市北西部の山岳地帯へ。標高400mから1100mまで一気に駆け上がる。
急に積雪量が増え、凍結路面が現れ始める。
途中、バードラインを外れ、少し平地が広がった農耕地エリアを通り掛かった時、
「おや? この辺りは視界が広いし障害物も少ないな(*'▽')」
と感じ、様子を見てみることに。
今週、幾度となく凍結と融解を繰り返してバキバキに固まった氷の農道に分け入り、クルマのライトを消す。
先程とは打って変わって見違えるような煌めく星空が広がっていた。
直線距離でほんの十数キロ市街地から離れただけでこの違い。
それに標高差による影響も大きいか。
以前、西はりま天文台へ行った時にも、確か同じような感覚を味わった。
標高の低い場所に水蒸気が溜まって著しく透明度を失っているのか?
雲の中で客観的に自分の置かれた状況が分からないのと同じようなものなのか。

ともかくようやく撮影可能なレベルの空に出逢えたので、付近をもう少し探索して、街灯や民家の灯りが邪魔にならず、通行の邪魔にもならない場所を見つけてクルマを停める。


EOS5D3_2018_01_20_0029.jpg

松本でのGPV予報ショックから5時間半。
ようやく安住の地を見つけました(笑)




午後9時

凍えるような氷点下の暗闇の中、赤道儀極軸合わせとファインダーへの対象導入を終え、何とか無事撮影開始。


EOS5D3_2018_01_20_0014.jpg

ベテルギウスとプロキオンの間にレンズを差し向け、狙うはバラ一点。
午前3時頃から雲の襲来が予想される上、バラの高度が低くなってくるため、早い時間に出来るだけ多くのショットを稼いでおきたいところ。

目が慣れてくると南東の長野市の光害がだんだん目障りになってくるが、幸いにも風は微風なので、無駄足にならなかっただけでも良しとしましょう。

西方向は結構暗くていい空なんですよ(↓)

EOS5D3_2018_01_20_0011.jpg

ただ、ちょっと透明度は低いのかな。
この時点では気付いていませんでしたが、この後、がっつり霜が降りたので、実はもの凄く湿度が高かったということが判明。
本当に大気状態というのは判断が難しいものです。

さて、400mm主砲(6D2 SEO-SP4 + EF100-400mm/f5.6)が自動撮影に入ったので、その間に副砲の未改造5D3を使って付近の星景撮影をしようと思います。

( ゚Д゚)!!!

ここで忘れ物に気付きました。

愛用の魚眼広角ーSIGMA 15mm/f2.8 EX DG 家に忘れてきました(笑)

仕方がないので、EF24-105mm/f4標準ズームを使います。


EOS5D3_2018_01_20_0009.jpg

南東~南方向。
長野市の明りが相当キツイのがよくわかります。
正直、もっと田舎だと思ってたんですが、光害レベルは立派な大都会ですね^^;
(長野市の方、「田舎」とか言ってごめんなさい^^;)
そりゃさっきの場所じゃ星見えないのも納得できます。


EOS5D3_2018_01_20_0010_20180307233831616.jpg

「冬の木立」と「冬の大三角」
地面も雪なので、なかなか寒そうで良い感じです《(;´Д`)》ブルブル


EOS5D3_2018_01_20_0013_20180307233833311.jpg

遊牧民の家、、、
じゃなくて、農業用ビニールハウス。


EOS5D3_2018_01_20_0023_20180307233835306.jpg

オリオンと大三角 雪景色Ver.


EOS5D3_2018_01_20_0028_20180307233836855.jpg

オリオン、ヒアデス、プレアデス 雪景色Ver.


EOS5D3_2018_01_20_0032.jpg

北西方面。
ところで、先ほど機材セッティング中(20:40頃?)、こっち方面の低空に厚い雲が掛かってしばらく北極星導入が出来なかったのですが、時を同じくして同じ方向で数十秒おきに閃光が雲を浮かび上がらせ、地響きのように低く轟くドドーンという音が鳴り始めました。

(ついにヤバいのが来てしまったか…)

山間部でのヤツは、都市部でのヤツとは全くの別物です。
もしも直上に来ようものなら、機材見捨ててクルマの中で布団かぶってガクブルするしかありません
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

それしにても閃光の後の「ドーン」が、「ゴロゴロ時々ドーン」じゃなくて、全部いきなり「ドーン」なんです。Σ(゚Д゚)!!

おいおい、全部落ちてんのかよ((;゚Д゚)ガクガク
山やべー《(;´Д`)》ブルブル

しかし、ドキドキしながらしばらく様子を伺っていると、急に鳴り出した割にはこちらへ近付いて来る気配がなく、終いには「パチパチ」とか「シャー」とか何だか違う音も聞こえて来るようになりました。(´・ω・)?

(( ゚д゚))ハッ!

・・・・

スキー場の花火や・・・

後から調べてみたら、やはり戸隠スキー場で「戸隠どんど焼き祭り」というのが行われていて、その中で花火の打ち上げをしていたようです。(*´▽`*)ホッ




2018年1月21日(日)


日付が変わり、午前1時。

タイムラプス撮影の5D3のバッテリーが切れました。
気温マイナス10℃を下回っており、予想以上に早く落ちました。

実は冬期に山中で一晩中撮影するのは今シーズンが初なので、電源準備が不十分でした。
特にタイムラプスは途中で止められないので、外部電源も考えないといけないかもですね。


iPhone_20180120_IMG_3600.jpg

カメラを見ると、がっつりと霜が降りて本体、レンズフード、三脚共にバキバキに凍っていました(笑)

それでもレンズ自体は無事でした。
今年新たに導入したレンズヒータの実力を十分に確認することができました(^^♪



《タイムラプス(↓)》


さて、主砲撮影のバラ星雲はどうでしょうか?
前回室戸岬で撮った馬頭星雲に引き続き、IR改造機焦点距離400mmでの2ショット目のチャレンジです。


20180120_EOS6D2_A01_01_trim_2018030723402041e.jpg

むむむ、、
一応写ってはいますが、、
なんか星像がでかいです(゚Д゚;)デカイ!
膨張した微光星がうるさく、全然精細さが出ていません。。

詳細ページでも書きましたが、途中でピントリングを引っ掛けてしまったのか、数カット目以降、全てピントがズレてしまっていました(´゚д゚`)

ホント注意しないといけませんね~(>_<)
苦労してここまで来て、イージーミス(-"-)オイ!

反省コレクションがまた1枚増えました(゚∀゚)!


EOS5D3_2018_01_21_0301.jpg

バラが西の稜線に沈み、約1時間。
薄明を迎えました。


EOS5D3_2018_01_21_0314.jpg

東空が綺麗に染まってきました。


EOS5D3_2018_01_21_0297.jpg


EOS5D3_2018_01_21_0302.jpg

ようやく明るくなって周囲の状況が見えてきました。


EOS5D3_2018_01_21_0321.jpg

機材も良く頑張ってくれました。


EOS5D3_2018_01_21_0322.jpg

上から下まで霜で真っ白。
溶けると厄介なので、後処理が大変です。
ガリガリ落として、直射日光で少しずつ消えていくのを待ちます。


EOS5D3_2018_01_21_0282.jpg

主砲EF100-400mm/f5.6L。
レンズサポートの組み方を変えたので以前より大夫安定性が増しました。
最小限の重量増加で前後バランスも取れるよう組み替えたので、耐荷重ギリギリのスカイメモでも何とか回せてます。
主砲用のカメラをヘビーな5D3から軽量な6D2に変えたのも貢献してるかな。


EOS5D3_2018_01_21_0284.jpg

氷点下10℃を下回る環境下でもレンズヒータがしっかり効果を発揮しています。


EOS5D3_2018_01_21_0292.jpg

バキバキに凍ったスカイメモSと6D2。
これでも朝までしっかり動き続けてくれたので優秀です。


EOS5D3_2018_01_21_0317.jpg


EOS5D3_2018_01_21_0328.jpg

クルマもバキバキに凍ってます。


EOS5D3_2018_01_21_0281.jpg

バキバキコンビ。


EOS5D3_2018_01_21_0326.jpg

ドアノブもこんな状況。


EOS5D3_2018_01_21_0330.jpg

こんな日は寒冷地仕様が真価を発揮します。
特に以下の機能は重宝します^^
・電気式フロント補助ヒータ:コールドスタート時の即熱ヒータ&即時デフォッガー
・ウィンドシールドデアイサー:ワイパー凍結防止用の電熱線
・ドアミラーヒータ:着氷・曇り防止


EOS5D3_2018_01_21_0339.jpg

窓ガラスに降りた霜が結晶に。


EOS5D3_2018_01_21_0360.jpg

朝陽が登ってきました。
雪国の夜明け。


EOS5D3_2018_01_21_0366.jpg

おまけ

明け方、気温氷点下11℃まで下がっていましたが、太陽が昇ると急激に気温が上昇し、機材に張り付いていた霜が乾き始めました。
すぐに片づけてレンズ内で結露するとタチが悪いので、しばらく直射日光に当てて温度を上げてから撤収します。

今回は天候予測に翻弄されて転々とポイント移動を繰り返すことになってしまいましたが、松本以北の長野エリアで使えそうな拠点をいくつか開拓できたので良しとしましょう。




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 2018_01_24


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